コンセプトを決めて家づくりをしよう

注文住宅は、住まう人のライフスタイルに合わせたデザイン性と機能性を備えた家づくりを叶えてくれるものです。プロヴァンス風、北欧風、といったおしゃれなコンセプトに基づいて設計することもでき、インテリアへのこだわりが強い人にとっても、満足のできる家を建てやすいのが特長となっています。家全体を同じコンセプトでまとめるのではなく、キッチンはプロヴァンス風にして異国情緒のある空間にし、リビングは畳敷きを取り入れた和洋折衷の空間にする、といった設計も可能です。将来的に注文住宅を建てることを検討しているなら、インテリア雑誌などで積極的に情報を収集して、自分が建てたい家のイメージを描いておくとよいでしょう。

不利に思える条件の土地でも素敵な家は建てられる!

日本の住宅事情では、必ずしも十分な広さの土地を用意して住宅を建てられるとは限りません。しかし、細長い土地や傾斜のある土地など、一見すると家を建てるのには不向きなように思える土地でも、工夫次第で住みやすい家を建てることは可能です。手に入れた土地がたとえマイナスに思えるような条件であっても、前向きに設計に取り組むように心掛けましょう。

細長くて狭い土地は、敷地面積は限られていますが、コンパクトで無駄がなく、掃除がしやすい利便性の高い家を建てやすいのが魅力です。1階を店舗やオフィスにして、2階から上の階を居住スペースにする、といった建て方もできますので、土地の特性を生かせる設計にして下さい。傾斜のある土地に家を建てようとすると、自然に地下部分ができます。地下スペースに趣味の部屋やガレージを作るなどして、有効活用しましょう。

細長いの家では横幅が取れないため、奥行き感を意識することがポイントです。視線が抜けるような間取りにすることで、空間を広く見せることができます。