住宅の建築と維持にかかる費用を把握しよう

家造りを突き詰めると、お金の問題に必ず直面してきます。利便性のよい土地を選びたい、大きな三階建ての住宅にしたい、バリアフリー空間にしたい、などの条件を実現しようと思えば相応の費用がかかります。希望が多ければ多いほど建築費用は上がっていくのが現実です。注文住宅は資金計画をしっかりと立てて、あとから後悔しないようにしましょう。

そのためには住宅にかけられるコストを詳細まで試算しておく必要があります。一括で資金の支払いができればなんの問題もありませんが、ローンを組めば毎月の支払いが発生します。子育ての時期は特に生活費が大きくなりますし、定年退職をして年金生活になると返済できる資金は減るはずです。住宅ローンの返済年数を考えるときは、自身と家族のライフプランを照らし合わせて調整していく必要があります。

生活費を知れば無理のない返済額が見えてくる

毎月の生活費を明確に定めておけば、無理なく支払いできる住宅ローンの金額が見えてきます。生活費は想像しているより高額になることが多く、これは予想外の出費が多々あるためです。急に怪我をしたり、事故に遭遇したりするリスクは、計算に入れない人が多いでしょう。しかしこうした問題はあるとき急に訪れるのが現実です。

だからこそ注文住宅を建てるときは、万が一を想定した資金計画を立てる必要があるわけです。頭金を用意すればローン審査で有利になりますが、無理に頭金を多くするのは得策ではありません。貯蓄がゼロになると突然の出費に対応できなくなる可能性があるからです。ある程度の貯蓄は残しつつ、頭金を用意するようにしてください。

ローコスト住宅とは、一般的な住宅よりも低価格(ローコスト)で建てることができる住宅のことを指します。